【不動産】タイ・バンコクの最新不動産事情 その2

タイの都市部

近隣アジア諸国の投資額が急増。日本人にとっても有望な投資先に

ここ3年のタイの経済成長率は3%前後、一人当たりの国民総所得(GNI)もほぼ横ばいと高度成長期はすでに終了した感のあるタイ経済だが、不動産市場に関して言えば好況が続いている。

特にタイ人富裕層や外国人投資家が占めるスクムビット、サイアム、シーロムといった都心部では高級物件の価格が上昇し続けており、その勢いは全く衰えを見せていない。

 

近年は香港、シンガポール、台湾、マレーシアといった近隣アジア諸国からの不動産投資額が急増しており、プロジェクトのセールス現場では中国系アジア人の姿を目にするのはもはや日常の光景だ。

このような状況の中、以前はバンコクで日本人にとっての不動産市場と言えば駐在員を対象とした賃貸ビジネスがほとんどであったが、昨今は近隣アジア諸国同様、有望な不動産投資先として日本人投資家の視線が集まり始めている。

そんな動きを先取りする形で、13年の三井不動産(株)を始め、三菱地所(株)といった日系大手ディベロッパーが現地の大手開発者とのJVを開始しており、すでに複数のプロジェクトが発表されている。

タイの不動産事情

 

積水化学工業(株)、大和ハウス工業(株)等の複数の住宅メーカーも事業を展開中である。

近隣アジア諸国に比べるとまだまだおとなしい日本人マーケットであるが、投資額は順調に増加。

大手ディベロッパーによるプロジェクト発表会や日系不動産事業者によるタイ不動産投資セミナー等も投資家の人気を博している。

CBREタイランドの報告によれば、高級コンドミニアムの価格は、2011年に大洪水や赤シャツ隊暴動など政情不安の影響でイレギュラーな動きを見せたが、12年以降、新築物件は1~17.5%、中古物件は6~11%程度の幅で上昇。

平均で毎年7~8%上昇していると見られ、今後もこのトレンドの継続を予想している。

 

バンコクのコンドミニアムの平米単価

 

こういった市況を背景に、日本人による不動産投資額も今後も継続して増加していく可能性が高い事は明白である。

一方賃貸市場においては、新規不動産供給数の増加に比べ外国人駐在員数の伸びは隆盛期より鈍化しており、空室率は上昇傾向にある。

この状況下、家賃価格は横ばいが続いているが、新築物件価格は上昇しているため、賃貸利回りは下降傾向にある。

現行のバンコク都心部で5~6%というのが一般的である。(その3へ続く)

 

情報提供:ヨシダ不動産㈱

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ヨシダ不動産代表取締役 吉田寛

投稿者プロフィール

2011年、ヨシダ不動産を設立し、在タイ邦人への賃貸サービスを開始。2013年、設立30年の実績を持つタイ大手不動産会社を買収。ヨシダホールディングスを設立し完全子会社へ。同年不動産売買事業、オフィス物件賃貸仲介、及び不動産管理業務を開始。他にインターネット回線を使用した日本語テレビ放送サービスを実施するJルームサービス、不動産管理メインテナンスサービスのペレグリンを子会社として持つ、タイ国内最大の日系不動産関連企業を経営。

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