タイの就職事情

タイの就職事情

昨今の働き方として、活動の域を海外に求める方々が多くなって来ている様に感じます。

窮屈な日本社会から、海外の開放的なイメージのある国々で仕事ができる「そんな時代になったのかな」と感じてしまう今日この頃でございます。

その中でもタイ王国は親日であり、温暖な気候、インフラが整備された魅力ある就職先となっております。

特に首都バンコクは世界屈指の国際都市であり、BTS(バンコク中心部を走る高架鉄道)車内は、タイ人50%その他の外国人50%の時もあるほど、国際的な他民族が共生している社会であると驚かされます。

そんな国際都市での就職を目指す、国際感覚に優れた日本の若い世代も増えてきています。

また会社を定年後、第二の働き場として培った技術を生かして、タイに活路を見出して就職をする方も多いです。

人生の経験として、日本を飛び出してみてはいかがでしょうか?

タイの駅のホーム

 

働き方としては

  1. 日本にある企業に就職をして、タイで駐在員になる。
  2. タイにある日系企業・タイローカル企業に現地採用として雇用される。
  3. 自分で会社を起こして働く 【起業】情報一覧をご参照ください。
  4. インターンとして働く 【インターンシップ】情報一覧をご参照下さい

この4つに分類されるのと思います。

 

駐在員になる

日本にある企業に就職をして、タイで駐在員になる。簡単ではありませんが、日本でタイに現地法人・店舗・事務所のある企業に就職をして、雇用条件の中でタイへの赴任を条件(駐在員・現地要員)に雇用してもうと言う方法です。

<捜し方としては>

  • 就職情報サイトなどで、タイに支社・現地法人のある会社を探す。
  • タイの情報サイトから現地の日系企業を探して、日本の本社に求職を行う。
  • 知人の紹介など一般的に多いのはこちらのパターンになるかと思います。

 

タイにある日系企業・タイローカル企業に現地採用として雇用される

技術系のスキルなどがある方、工場や製造現場(特に自動車関連)で管理職などをされていた方は有利だと思います。

タイにある工業団地に、入居している日系企業の業種・取扱品などを調べて、自分に合う業種にアタックすれば確率は格段に上がります。

<捜し方としては>

  • 現地就職情報サイトなどで、自分合った会社を探す※一部の会社ではネット面接も対応してくれます。
  • タイの情報サイト(誌)から現地の日系企業を探して現地採用の求職を行う。
  • 現地人材派遣・紹介会社に登録を行い、就職先を斡旋してもらう。
  • 知人の紹介など

 

企業インターンシップを活用して働く

就業の期間や、報酬が制限されるなど、制約は多いですが、試験的な短期就労が可能な制度ですので、就職の前段階としてトライしてみるのも良いと思います。

<捜し方としては>

  • 海外インターン情報サイトなどで、自分に合った会社を探す
  • タイ語学校の主催するインターン制度に参加する
  • 知人の紹介など

 

タイで働くためには

全ての外国人に共通しているのですが、労働ビザの取得・労働許可証の取得が義務付けられています。

これを取得しないで働く事は、タイの法律に抵触します。これらの手続きは、就職先が決まってから会社と取得のご相談をして下さい。

 

外国人には就労が禁じられている職種があります

タイには、タイ人労働者の保護やタイ文化の保全のため、外国人には就労が禁じられている39種類の職種があります。

1.肉体労働 2.農業・畜産業・林業・漁業への従事(ただし、特殊技能業種、農業管理、海洋漁業船舶における単純肉体労働を除く) 3. レンガ職人、大工その他の関連建設業者 4.木彫品製造 5. 自動車などの運転や運搬具の操縦(ただし、国際線のパイロットを除く) 6. 店員 7. 競売業 8. 会計業としての監査役務の提供(ただし、臨時的な内部監査を除く) 9. 貴石類の切削や研磨 10. 理容師・美容師 11. 織物製造 12. アシ、藤、麻、竹を原料とするマットやその他の製品の製造 13. 手すき紙製造 14. 漆器製造 15. タイ特産楽器製造 16. 黒象眼細工 17. 金・銀その他の貴金属製品の製造 18. 石工 19. タイ特産玩具の製造 20. マットレス、上掛け毛布類の製造 21. 托鉢用鉢の製造 22. 絹手工芸品の製造 23. 仏像製造 24. ナイフ製造 25. 紙製・布製の傘製造 26. 靴製造 27. 帽子製造 28. 仲介業、代理店業(ただし、国際貿易業務を除く) 29. 建設、木工に関し、企画、計算、組織、分析、計画、検査、監督助言をする業務(ただし、特殊技能を必要とする業務を除く) 30. 建設業における設計、図面引き、コスト計算、助言をする業務 31. 服仕立業 32. 陶磁器類の製造 33. 手巻きタバコ製造 34. 観光案内人および観光案内業 35. 行商・露店業 36. タイ字のタイプ 37. 絹を手で紡ぐ業務 38. 事務員、秘書 39. 法律・訴訟に関する業務。 以上が外国人に就業が禁止されている職種になります。

 

法律に抵触すると

友人関係者の失敗談ですが、バンコクで日系美容室を展開していたオーナーさんがいました。

日常はご自分もカットなど、業務を行う事を売りにしており、駐在員妻の間では評判のお店でした。

事業も順調なある時、労働局とイミグレーション(入国管理局)が突然来店して「労働許可範囲外の業務」を行った罪で、強制送還されてしまいました。

外国人が就くことのできない業種「 理容師・美容師」があり、それに抵触をしたと言うことです。

その場合は、従業員の指導として、カットをする程度に留めておかなければならなかった例です。

 

現地採用の需要

ここ数年タイの景気が鈍化して、日系企業は経営不振が続き、新しく進出する企業もピーク時に比べかなり減少してしまいました。

それに伴い、日本からタイに駐在員を送る余裕はないが、現地で有能な日本人がいたら迎え入れたいという企業、または既に駐在している社員を日本に帰国させ、現地採用者に順次交代させたいと言う企業は増えているみたいです。

ほとんどが会社命令で来る駐在員に比べ、タイで働きたいという強い意志をもって、タイに来た日本人の方が一生懸命働きますし、タイ人従業員ともうまくやっていける例も多くございます。

 

タイで働く日本人に求められるものとは

タイ人社会の中で働く日本人に求められているのは、タイ人にない、日本人としての感性や技術などを理解・履行させることです。

日本人にしかできない、勤勉・緻密さで効率を上げることが、日本人として雇用された者の基本になるのではないでしょうか。

海外での就職に挑戦してみたいと憧れを持っている方は、是非その強い意志とパスポート・履歴書を持ってタイへと飛んで来てください。

 

具体的な就職活動

 

情報収集

タイで仕事を探すなら人材紹介会社(転職エージェント)に登録するという方法があります。

日系企業の就職を斡旋をしている人材会社には、日本人の担当者がいますので、まずは日本人担当者と面接をして、自分の希望する業界や職種を伝えます。

その際に英語レベル、タイ語レベルの面接も行われる事が多いです。基本的には、在タイの人材紹介会社も日本国内の転職エージェントと利用方法は同じだと思います。

ただし、在タイの人材紹介会社なら現地ならではの情報を持っていることもあるので、一度話を聞きに行くのも良いと思います。

 

履歴書・職務経歴書を用意しよう

まず履歴書と職務経歴書(会社によっては英文も)が必要になりますので、タイに就職活動で渡航する前に、あらかじめ何部か用意をしておくことをお勧めします。

バンコクでは、日本のコンビニのように、コピーサービスはありません。

必要に応じて、日本で多めにコピーをしておくようにした方がよいでしょう。

 

基本的にタイ語は不要な場合が多いです

在タイの日系企業に就職するには、ほとんどの場合タイ語不問の場合が多いです。

在タイの日系企業のお客様は、その多数が在タイの日系企業ですので、社会人として常識的なコミュニケーションできる事が必須です。

タイ人のスタッフとは、簡単な英語かタイ語で、コミュニケーションが取れればよい程度です。

もし、英語やその他外国語ができる方などは、企業の幅は広がりますし、ビジネス英語やタイ語ができれば仕事の幅も広がります。

就職してから語学学校(タイ語・英語等)に通うのも良いかと思います。せっかくの海外勤務ですから自分磨きも大切です。

 

不採用は連絡が来ない

タイで就活をして、特に感じたことの一つですが、直接応募、人材紹介会社経由での応募とも共通して、不採用の連絡は来ないのが普通だそうです。

人材紹介会社の方にお聞きしたのですが、「保留」とか「キープ」と言う考え方と「他人には愛想が良いという、タイ人の性格を表しているのではないでしょうか」との回答でした。

それを踏まえて、連絡がない場合は縁がなかったと思って、どんどん就活を進めた方がよろしいかと思います。

 

給料について

働く上で、一番気になるのがお給料ではないでしょうか。タイには、基本的に日本人社員の給料は5万B(約16万2000円)以上、という法律があり(金額は国籍によって異なります)ます。

しかし現状は、この金額の給料が払われていない事も多いです。

最低でも初任給は5万~6万B(17万円程度から)業界経験や、専門的スキルがあれば7~8万B以上(24万円程度から)それ以上のスキルがあれば10万B(34万円程度から)を超える場合もあります。

しかし、何のスキルも語学力もない日本人の給与の現実は、25,000B以下とも言われており、最低限タイで必要とされるスキルを身につけることが大切だと思います。

※日本人の給料は50,000B(約162,000円)以上とありますが、これは50,000B(約162,000円)に対して、所得税・雇用保険・健康保険料を納付しなければならないと言う法律ですので、必ずしも給料を保障するものではありません。

 

生活環境

バンコクで生活をする日本人にとって、生活環境は大変良いものと言えるでしょう。他の国や、都市と比べてもトップクラスの住みやすい環境と言えるでしょう。

治安も安定(軽犯罪としてのスリ・置き引きは注意が必要)していますし、親日国と言う背景からも、日本食や日本文化も好まれていて、日本人が住む環境は整っています。

 

生活費

物価も日本に比べれば比較的安く、屋台メシは100円ちょっとで食べられますし、タクシーの初乗りも100円ちょっとです。

しかし、日本と同じような生活の質をバンコクで求めてしまったり、必要以上に浪費をしてしまうと、日本での生活よりはるかに出費がかさんでしまうことがあります。

タイで貰う給料が5万B〜(約17万円)であれば、贅沢をしないでごく普通の生活をしていれば貯金することも可能です。タイのマンションの吹き抜け

 

生活費の一例

実際に、私の友人は20,000B(約6.8万円)で生活をしています。(2018年1月現在)

  • 【家賃】6,000B
  • 【水道光熱費】600~800B
  • 【食費】7,000B
  • 【通信費】899B(ネット・スマホ・ケーブルTV)
  • 【交際費】1,500B
  • 【交通費】1,000B(ガソリン代とBTS・タクシー等)
  • 【ビザ関連】500B
  • 【雑費】800B
  • 【バイクのローン】1,500B

※20,000Bは、極端に少ない例ではありますが、個人のお金の使い方次第で、快適な海外生活が可能になると思います。

 

就職情報ツール

フリーペーパー(無料情報誌)

<バンコクのフリーペーパー>

  • 【WISE(ワイズ)】毎週水曜日発行
  • 【タイ自由ランド】毎月5日、20日発行
  • 【DACO】毎月5日、20日発行
  • 【Newsclip】毎月10日、25日発行

<パタヤ・シラチャのフリーペーパー>

【OHAYO Sriracha+Pattaya】毎月20日発行

バンコクのフリーペーパー

 

人材紹介会社

  • PERSONAL CONSULTANT
  • JAC Recruitment
  • Adecco Thailand

実際の求職内容一例

<経験不問 薬局のカスタマーサービス募集>

  • 【業種】薬局
  • 【職種】カスターサービス
  • 【給与】50,000~80,000B
  • 【勤務地】バンコク(スクムビット)
  • 【性別】不問
  • 【年齢】不問
  • 【語学】タイ語で社内コミュニケーションができる

<高給与・経験や語学力を活かしたい方>

  • 【業種】専門商社/総合商社
  • 【職種】工場長
  • 【給与】80,000~15,000B
  • 【勤務地】チョンブリー
  • 【性別】不問
  • 【年齢】不問
  • 【語学】英語(社内コミュニケーションレベル)タイ語ができると望ましい

<バンコクにて勤務可能な技術系営業募集>

  • 【業種】製造装置部品の調達・販売
  • 【職種】技術営業
  • 【給与】応相談
  • 【勤務地】バンコク
  • 【性別】不問
  • 【年齢】40歳まで
  • 【語学】タイ語:社内会話レベル 英語:社内会話レベル

 

就職経験談


現地採用でバンコクの旅行会社に勤めておりました。

会社には私の他にもう1名の社員と、社長の3名の日本人、3名のタイ人で手配・事務をこなしておりました。その他に、運転手やガイドさんが何人もいましたので、問題なくWP(労働許可証)も支給して頂いておりました。

給料は業績の悪化もあり、35,000Bと低いものでしたが、仕事自体は楽でしたし、家賃も安いところに住んでいましたので、何とか生活は出来ました。

人間関係も家族的な会社でしたから、タイ人、日本人の確執もなく楽しい海外勤務でしたよ。

今はその時知り合った女性ガイドさんと結婚をして、バンコクで自営をしておりますが、もう一度現地採用で就職をしようか考えております。

(42歳 男性 元旅行会社勤務)


日本に本社のある自動車系会社駐在員です。

「タイはいいところだなぁ」が実感ですが、本社(日本)との現状把握の温度差が、一番頭が痛い現実です。

その他の問題は、私の下にはタイ人ローカルの従業員が数十人いますが、日本から来た現地社長が営業畑出身なので、同じタイ人従業員で「技術系」と「事務系」の給与格差(事務系を優遇している)が生じてしまい、部下と上司の板挟みで辛いです。

もうすぐ任期満了になるので、タイ人の彼女と結婚をして、現地で起業も考えています。

(43歳 男性 現自動車加工販売会社 駐在員)


まず私の職種ですが、日本で言えば行政書士のような職業であり、主に在タイ日本人を対象とした仕事で、一般のタイ従業員に比べたら、日本人である事で給料が割高(基本的に在タイ日本人は最低給与50,000B以上)になる職種です。

タイ人スタッフからみれば「日本人の給与は高い」と言う事を知っており「あんなに条件良いのに、私たちと同じ程度の仕事なら3人雇える」などと陰口を言われるのは日常でした。

とは言っても書類はタイ語が多く、タイ人スタッフの協力がなくては仕事が進まない事へのストレスはハンパないです。

そのために、毎日残業(残業代はもちろんありません)をしたり、朝早く出社して「皆より働いているぞ」とアピールしておりました。

もしタイで仕事をするのでしたら「私はローカルスタッフの人達より圧倒的に働いてる」とか「実力を見せつけられる」と言う気構えと、実力を持って来て欲しいです。

(53歳 男性 元日系法務事務所勤務)


まとめ

タイでは、外国人の就労に制約はあるものの、日本人が働くことは、決して特別なことではなく、一般的なことだと思います。

求人数も多く、特に技術の経験のある方、特別な経験のある方などの需要は多くございますので、定年退職後の方などにも優遇される傾向です。

外国人にも、包容力の大きな「タイ」をフィールドに、世界に羽ばたいてはいかがでしょうか。

 

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【求職】情報一覧

 

以上、皆さまのタイ生活のお役に立てて頂ければ幸いです。

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